[SML 7258] Re: タイトルは「Smalltalk道場」
AOKI Atsushi
aoki @ sra.co.jp
2006年 12月 27日 (水) 13:00:32 JST
青木です。
日経ソフトウエア連載の「Smalltalk 道場」ですが、現在、第5回
までを書き下ろし、すでに日経BP社への入稿を終えております。
(直弟子が第6回を執筆しているところです。)
今、書店に並んでいるのは、第2回の「メッセージ送信(Message
Passing)」です。デバッガを用いながら、メッセージ式(文法)
の説明を行っています。このやり方も新機軸でしょ。ぜひ伝承して
いただきたいと思います。
連載のサポートページを用意していますので、どうぞご利用くださ
いませ。このページは連載の予告としても機能すると思いますから。
http://www.sra.co.jp/people/aoki/NikkeiSoftware/
来年の3月23日に発刊されるであろう第5回の「時計」では、メ
タプログラミング(プログラムをプログラムで作ること、プログラ
ミングをプログラミングすること)で、デザインパターンの一つで
あるMVCプログラミングを遂行しました。(大学ではこれぐらい
まで教え込んでほしいと思います。)
『プログラムの作成も、プログラムの一部なのですね。』というこ
とを実感していただける内容です。一度作成したクラスやメソッド
を消したり、パッケージやカテゴリを削ったり、新たなものに置き
換えたりするのですが、それも稼働中に、プログラムを停止するこ
となく、プログラム自身でプログラムを操ります。(アラン・ケイ
さんが生体をアナロジーにして語る"アレ"ですね。)
こうした訓練を積むと、多重メタプログラミングの作法が担保され、
プログラマが自らのツールを自ら作り出す礎が確立されます。新し
い開発環境の出現に振り回される(あるいは待ち焦がれる)ことも
なくなります。
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R2D2 (AOKI Atsushi) http://www.sra.co.jp/people/aoki/
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