[SML 7153] オブジェクト指向の理想と現実

AOKI Atsushi aoki @ sra.co.jp
2006年 5月 18日 (木) 19:04:26 JST


SRA先端技術研究所の青木です。

ソフトウェア技術者協会(SEA)の6月のフォーラムの案内です。
テーマは「オブジェクト指向の理想と現実」になります。SMLの
方々もふるって御参加ください。

場所は東京の東銀座ですが、どうぞ遠方の皆さんも何か用事や理由
を作ってお集まりくださいませ。:-)

桜井麻里さんと石川雅彦さんのコーディネートで、酒匂寛さんと私
が話し手になります。酒匂さんとダブルキャストで話すのは久しぶ
りで、私自身もとても楽しみです。後半に討論の時間が設けられて
いますから、オブジェクト指向の理想と現実に関して意見を交換し
合いませう。

#昨日は「アスペクト指向技術は実用に使えるか」というフォーラ
#ムが開催されたのですが、とても盛況でした。酒匂さんも私も参
#加しました。

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R2D2 (AOKI Atsushi)        http://www.sra.co.jp/people/aoki/


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                        SEA Forum June

                オブジェクト指向の理想と現実

                主催: ソフトウェア技術者協会(SEA)
                        http://www.sea.jp/
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  オブジェクト指向は、多くのソフトウェア開発プロジェクトにおいて日常的に
適用される開発手法となっています。多くの場合、適用の目的は生成したコポー
ネントの再利用率を高めることにより、高生産性、高保守性を狙うことにあると
考えられます。この傾向は、オブジェクト指向分析/設計/開発を効率的に実施す
る技法とツーの普及によって益々拍車がかかっています。

  しかし普及と成熟の一方で、誤解や混乱が拡大しているとの指摘も挙がってい
ます。例えば、開発フェーズにおいてオブジェクト指向言語を採用しているもの
の、一つのクラスしか存在しないプログラム、1メソッドが数百行のコードから
成るプログラム、責務の混合したプログラム、相互に依存度の高いコンポーネン
ト群などの存在を容易に許してしまいます。このような問題は、プロジェクト管
理や品質管理体制の強化によっては解決することが困難な側面があります。つま
り、分析設計開発の各フェーズにおいて支援ツールの採用実績を挙げ、テストを
通過し、納期が守られているというポイントはクリアしているため、見かけ上は
オブジェクト指向開発プロジェクトは成功したと評価されますが、実際は手続き
型言語と変わらない設計、開発が行われているケースも観測されています。

  オブジェクト指向の理想と現実の乖離に焦点をあてた今回のフォーラムでは、
黎明期よりオブジェクト指向手法に親しみ、理論家であると同時に優れた実践家
としても知られるお二人の講師をお迎えしました。この場で私達は、オブジェク
ト指向が正しく適用された世界がどのようなものであるかを再認識すると同時に、
実際の開発現場においてその世界に到達するにはどうしたらよいかをディスカッ
ションしたいと思います。

  実際の開発プロジェクトにたずさわる、多くのソフトウェア技術者の参加をお
待ちしています。

        *****************   開 催 要 領   *****************

1.日時:2006年6月16日(金) 13:30受付, 14:00開始, 17:30 終了

2.プログラム 
    13:30 - 14:00 受付
  14:00 - 16:00 講演
       (1)オブジェクト指向において保存・変形・視座・多重・名前・位相を。
                 青木 淳 (SRA先端技術研究所)

             オブジェクト指向プログラミングを20年以上も続けてきた観点
             から、保存・変形・視座・多重・名前・位相について言い及びま
             す。
             現在、日経ソフトウエアに連載されている「青木淳のプログラマ
             魂」のトピックスになります。それぞれについて、どのようにオ
             ブジェクト指向で昇華されているのかを開示してゆきます。一介
             のプログラマが到達したひとつの世界観(理想と現実)の紹介に
             なります。

      (2)オブジェクト指向の理想と現実(「使えない」モデルはいらない)
          酒匂 寛 (Designers' Den, SEA 幹事)

             オブジェクト指向開発においては「モデル」が話題になることが
             多いのですが、現場におけるそのモデルの位置付けは曖昧です。
             多くの場合初期段階にスケッチのように書かれて、あとは保守も
             されないという場合が多いのではないでしょうか。
             しかし、こうなる理由は明らかで、書かれたモデルが「検証」で
             きないことに起因しています。多くの開発プロジェクトの混乱が
             仕様(モデル)の混乱に起因することを考えると、これは大変残
             念なことです。
             今回は形式手法をプロジェクトに導入することによって、モデル
             を活性化する方法について、事例を交えながらお話します。

    16:00 - 16:10 Break
    16:10 - 17:30 討論:オブジェクト指向の理想と現実
        コーディネータ: 桜井麻里(SEA 幹事)
       パネリスト: 青木淳(SRA先端技術研究所)
                           酒匂寛(Designers' Den, SEA 幹事)
              および参加者のみなさん

3.会場: 全国情報サービス産業厚生年金基金(JJK)会館 7F B会議室  
                        (東京都中央区築地4-1-14)
                http://www.jjk.or.jp/info/guidemap.html

4.定員: 50名 (申込み順,定員になり次第,受付を締め切ります)

5.参加費: SEA 正会員    2,000円
       SEA 賛助会員  3,000円
       一般          4,000円

6.申込み方法:
        下の申込み票に必要事項を記入し,SEA事務局 sea @ sea.or.jpまで
    e-mail(テキストメールのみ: HTMLや添付ファイルは不可)でお
    申込みください.折り返し受付確認の mail を返信します.
        当日会場1階の受付デスクで,受付番号とお名前を申し出てください.
        入館証(バッジ)をお渡しします.
    参加費は当日現金でお支払いください.領収書をさしあげます.

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 SEA Forum June (6/16 @ JJK会館) 参加申込み (2006年 月 日)

氏名:__________________ ふりがな(______________________)
所属:___________________________________________________
住所:___________________________________________________
電話・FAX:________________ / ________________________
E-mail: _____________________________
種別(いずれかにチェック・記入):
        □ SEA会員(No: _________)
        □ SEA賛助会員 (会社名: _______________________________)
        □ 一般
この Forum をどうして知りましたか?
        □ SEA からの案内で
        □ SEA の Web Page (http://www.sea.jp) を見て
        □ IPA-SEC からの案内で
        □ ML(メーリングリスト)で (ML 名:_________________________)
        □ その他(知人からの紹介 etc):___________________________

	*注:賛助会員企業一覧:http://www.sea.jp/sanjo.txt

-----------( Mail to: sea @ sea.or.jp テキストメールに限る  )----------





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