[SML 7440] Re: 第2回Smalltalk勉強会@京都
takaoki @ aisoft.co.jp
takaoki @ aisoft.co.jp
2008年 12月 4日 (木) 12:14:24 JST
成田です。
In message <4937151B.1020300 @ cc.kyoto-su.ac.jp>you write:
>Masashi Umezawa さんは書きました:
>> 言語処理系を自分で作るという話ですと最近はOMetaが便利ですよ。
:
>気軽に言語処理系を作れるように、というのがいいですね。
世間ではどうも言語処理系を作ると言うのは大仕事という認識のようで、
言語処理系を構成しちゃった方が楽なのに(面白いのに)というような場
合でも手段の候補にさえ上がらないことが多いような。
なんか「最適化」を含めた「コード生成」がすごい難しく、その道の専
門家以外手をだしちゃいけない印象を受けるみたいですね。というか、
言語処理系を作るなら実効時効率性をどれほど要求されているかの如何
に関わらず可能な限り実効時効率性を高くできないといけなくて、そう
できないら言語処理系は作るべきではないと勝手に思い込んでいるふし
もある。
;; 「〜解析」も障壁らしい。;-(
そんなこんななので「言語処理系を作るなんて、そんな恐れ多い・・・」
という反応になるみたいです。で、中を覗いて見ることさえしない。
結構ベテランと言われる人まで言語処理系をいじったことさえないとい
う状況が生じている原因は、そんなところなんだろうかと推測。
その挙げ句、
>LL(k)やLR(k)などの導出や還元、バッカス記法や生成規則からの左
>再帰性の除去、正規表現やパターンマッチング、自動人形などなど、
こういうことが分かっていないので、
>メタ言語処理系の製作にかかわると、様々の技法を手中に収めるこ
>とができると同時に、プログラミング言語の地平を俯瞰することが
>できます
容易に推測つくように、コンパイラとかの動作(限界、出来ることと出来
ないこと)の理解とか、ソースコードからどういうオブジェクトコードが
生成されるかの推定とか、そもそも言語仕様が何故そうなっているかの
理解とかが出来ていないエンジニアがいて・・・トホホな感じになるこ
とがある。
;; 例えばフォームとセマンティクスの話が分別できない人もいて、もう
;; ガックシだということもあったりする。
そういうことがあるので、スクリプト言語処理系を作るのが流行ったり
してくれると嬉しいのですが、いまいち燃え上がる気配は・・・?
まずはやっぱり「簡単に作れるんだよぉ」ってところからでしょうかねぇ?
--
Narita Takaoki @
Imaging Products Software Engineering Planning Department,
SEDC, SEIKO EPSON CORPORATION
mailto:Narita.Takaoki @ exc.epson.co.jp
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