[SML 7592] Re: Duration
Narita Takaoki
Narita.Takaoki @ exc.epson.co.jp
2009年 7月 3日 (金) 15:03:10 JST
成田です。
> おだです。
:
> 私はSmalltalkなどのOOPLにおけるクラスの多くは実装としての
> 実体であって、その役割というものは他のクラスとの関係性のなかで
> 決まってくるものだと思っています。
実在は本質に先立つ、に近い考え方でしょうか。構造主義的かな?
私は設計者がどういう意図、思惑でもって作ったかを適切に表す名前であればそれ
で良いかと考えます。どちらかというと系の中での機能性に着目している立場かも。
ま、これも実在は本質に先立つ立場ではあるのだけれど。
とはいえ強い信念ではないので、他の立場も話の筋が通ればなんぼでも許容はし
ます。
名前が付くとそれが発想を制約したりする弊害はありますが、テクノロジスト(エンジ
ニア)たるもの、他の技術領域の技術を転用・適用する(一種の発明)のは、その機
能の一つであり、そのアビリティーに欠けるなら、その人の仕事は人の跡を辿ること
が多いと思えます。
となるなら、ソフトウェアエンジニアも、そのものの名前はどうあれ使えるところに適切
に使う能力は求められるし、それが出来れば名前は制約にはならないはず。
加えるに、そのものの名前はどうあれ使えるところに適切に使うには、そのものをハ
ックする技能や、抽象的に捉えなおす思考や、なんやかんやを必要とすると思う。ハ
ックした結果を何らかの自身で転用できる知識形態、情報へ転化(昇華)できて、さ
らにその知識や情報を実際の目の前の状況にあわせて適用、適応させることができ
ないと「着実な」転用は無理ではないか?と思います。
閑話休題。
> そういう意味で、DurationのsuperclassであるMagnitudeの存在は
> 無視し難いものがありますし、Magnitudeおよびその仲間達との
> 差異というものも重要な要素だと思います。その流れから「時間量」
> という言葉が頭に浮かびました。「時間巾」でもいいかもしれません。
うーん、時間曲尺、時間尺、時間のべがね、時間測度、時間計算尺・・・題意がわか
らんので、この辺で私は打ち止めかな?
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成田隆興 @ 機器ソフトウェア管理部 機器ソフトウェア統括センター
セイコーエプソン株式会社
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