[SML 7998] Re: 第41回Smalltalk勉強会@京都
AOKI Atsushi
atsushi @ cc.kyoto-su.ac.jp
2012年 3月 9日 (金) 17:00:04 JST
妹尾さんから勉強会ログが届きましたので、サーバにアップロードしておきました。
もちろん、用いたプログラムもアップロードしてあります。
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~atsushi/Smalltalkers/index-j.html#SmalltalkSalonAtKyoto41
少々の報告をしますと、まず、ガベージコレクションとオブジェクトの構造に関する「処理時間と清掃回数」について解題しました。
ヒープストレージに取られるオブジェクトの構造から、次の2つのプログラムの違い(処理時間の差)を明らかにしてゆきました。
【整数演算】
| aClosure |
aClosure :=
[| result |
result := 1.
[result <= 500000000] whileTrue: [result := result + 1].
result yourself].
^Time microsecondsToRun: [aClosure value]
【浮動小数点数演算】
| aClosure |
aClosure :=
[| result |
result := 1.0d.
[result <= 500000000.0d] whileTrue: [result := result + 1.0d].
result yourself].
^Time microsecondsToRun: [aClosure value]
その次に、本人になりかわって他人からのメッセージに応答するオブジェクト「代理人」の実装方法を紹介しました。
すべてのメッセージに応答できなければ、すべてのメッセージに応答できる、という禅問答のような仕掛けを明らかにしてゆきました。
これら2つ「処理時間と清掃回数」と「代理人」に関する配付資料があります。
青木研究室で用いている内部資料になるのですが、ご入り用であれば、電子的に差し上げます、私宛にリクエストしてくださいまし。
--- 青木淳@京都上賀茂
(12/03/07 7:18), AOKI Atsushi wrote:
> 本日です。青木研で用いている資料を配りたいと思います。
> 今夜はメソッドサーチを利用した「代理人」とプログラム制御構造の担い手である「閉包」を行います。
> 時間があれば、ガベージコレクションとオブジェクトの構造に関する「処理時間と清掃回数」についても解題したいと考えています。
>
> --- 青木淳@京都上賀茂
>
>
> (12/02/29 7:41), AOKI Atsushi wrote:
>> 第41回Smalltalk勉強会@京都を開催します。
>>
>> 万障繰り合わせてJR京都駅前にお集まりください。
>> http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~atsushi/Smalltalkers/index-j.html#SmalltalkSalonAtKyoto41
>>
>> 場所(部屋)はキャンプラ6階の第3講習室になります。
>> http://www.kyoto-su.ac.jp/graduate/satellite/index.html
>>
>> 第41回 Smalltalk勉強会@京都
>> 日時:2012年03月07日(水)19:00〜21:00
>> キャンパスプラザ京都 京都産業大学サテライト講習室(6階 第3講習室)
>> テキスト:ブラックブック「Smalltalkで学ぶオブジェクト指向プログラミングの本質」
>>
>> 窓MVCを用いたフーリエ信号処理のデザインとプログラミングが前回
>> でほぼ完了しました。今回はプログラム制御構造などをレクチャし
>> ながら、前回のフーリエ信号処理プログラムをブラッシュアップし
>> てみようと思います。トピックスとしてメソッドサーチ・閉包(ク
>> ロージャ)・逐次・並行・約束・代理・継続(コンティニュエーショ
>> ン)・継続譲渡スタイル(CPS)などを解題してゆきます。ノート型の
>> パーソナルコンピュータ(Windows 7 または Mac OS X)をご持参く
>> ださい。
>>
>> --- 青木淳@京都宇治
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