[Squeak-ja: 3090] Re: 子供向け WS(ワークショップ) のリクエスト

Yoshiki Ohshima yoshiki @ squeakland.org
2006年 8月 29日 (火) 08:49:11 JST


  EPIさん、報告どうもありがとうございます。

  先生方は確かに子供を「しゃきっとさせる」技を持っている人が多いような
気はしますね。

  Squeakはアニメーションもできるものの、決してアニメーション作りのため
に作られたツールではないというミスマッチがあるわけなんですよね。どちら
かといえば、「アニメーションというものは、実は連続するものから一定間隔
で絵を取り出して見せているだけなんだよ」というアイディアそのものを学ん
でもらうため、さらには「連続したものから一定間隔で何かを取り出す、とい
うアイディアは、本当にいろいろなことで使えるんだよ」ということを教える
ツールという趣なわけですが、なかなかどうしてもそこは伝わりにくいところ
ではあります。

  「理科や算数が分かるようになる」ということでそういう方面によった話に
集中したほうが、保護者の方が「キーボードもちゃんと打てるようにしてくれ
るかと思った」というような過剰な期待を抱かないので良いかもしれませんね。

  またまたいろいろな報告をお待ちしています。

-- Yoshiki

At Tue, 29 Aug 2006 00:33:53 +0900,
EPI♪ wrote:
> 
> 小学生対象のWSについて、受講した子供たちや保護者からの感想とリクエストを
> まとめました。(子ども達7名、保護者5名からの集計です)
> 
> 1)参加した小学生の申し込みの動機
> ・パソコンは家で触らせてもらえないから。
> ・パソコンがうまくなりたいから。
> ・面白そうだから。
> ・家で、参加するように言われたら。
> 
> 2)参加した子供たちの保護者が子供に薦めた動機
> ・スクイークは勉強になると聞いたから
> ・子供が興味を示したから。
> ・パソコンに興味はあるが、よく分からないから。
> 
> 3)前回参加して、今回参加しなかった理由(子供たち)
> ・前と全く同じ内容だと聞いたから。
> ・絵を描く時間が少なかったから。
> ・1回でも休むと駄目といわれたから。
> ・前回、何をしろと言われているのかよく分からず楽しくなかったから。
> 
> 4)リクエスト(子ども達)
> ・予め何をするのか教えて欲しい(参加者への資料を先に配布希望)
> ・自分で持参した写真を使いたい。(媒体の持込又は、ダウンロード)
> ・ゲームを作りたい。
> ・おたまじゃくし以外のアイテムをアニメーションにしたい。
> ・作業中に、教えてくれる人を増やして欲しい。
> ・自分で作ってきたプロジェクトを見て欲しい。
> ・使える色を増やす方法を教えて欲しい。
> ・箱の使い方をもっと教えて欲しい。(多分、更に複雑なアニメーションと言うことです)
> ・グラデーションを使いたい。
> ・先生の声が小さい(それぞれのテーブルで指導して下さる際)
> ・親や先生と一緒に作業したい。
> ・後で作ったものを見られるようにして欲しい。
> ・プリントアウトして持って帰りたい。(スクリーンショット?)
> 
> 
> 5)リクエスト(保護者)
> ・小学校の先生と指導の先生の連携をもっととって欲しい。
> ・ひとつづつのプロジェクトの目的をもっと明確にして欲しい。
> ・予め資料の配布をして欲しい。
> ・キーボードを利用した文字入力もプロジェクトに加えて欲しい。
> ・助手の方(解説者以外の指導者)の指導の仕方を改善して欲しい。
> 
> 6)スクイークは何だと思いますか?(子ども達と保護者)
> ・スクイークは星や自動車を描くことの出来るもの。アニメも上達したら出来る。
> ・マウスで遊べるソフト。
> ・パソコンに慣れるためのソフト。
> ・ゲームがついているのに、学校や家ではさせてもらえないから面白くない。
> ・ホームページ作成やチャットが出来ないソフト。
> ・プリントアウトできない。
> ・どのように役に立つのかよく分からない。
> ・アニメを作るためのソフト。
> ・ゲームが作れるソフト。
> 
> 
> 以上が集計結果です。
> 
> 2度目に参加しなかった子ども達も、前回は楽しかったと言っていますが、
> それなのに参加しなかった理由を尋ねたので、上記のようにネガティブなコメントや
> リクエストが多いことをご承知下さるよう、お願いします。
> 
> 具体的に、気になる点や所感は以下の通りです。
> 
> 項目(1)(2)から感じられるのは、スクイークのWSと言うよりもパソコンに触る機会と
> とらえて参加している傾向が強いと言う点で、それぞれのパソコンに持つ期待感が
> 現れていると思います。
> 
> (3)〜(6)について、学校の先生方も多くオブザーブに来られているものの、作業は
> 子ども達の方がよく理解しているために、態度が悪くても何も言えず(言う余裕がない)、
> 指導の先生方もスクイークについてはエキスパートであられるものの
> 子どもへの対応と言う点については、注意のそれた子をうまく軌道修正する術を
> 身に付けておられないと言う印象が強く、役割分担の必要を感じました。
> (教えてもらっているのに、リールのついた椅子の上でスーパーマンになっている子ども
> など。)
> 
> 又、内容については、子ども達の習得度について個人差が激しく、ねらいを段階に分けて
> 設定し、それを予め子どもと先生、参加する保護者に知らせておくことで、それぞれが
> 充実した時間をもてるのでは無いかと感じられます。
> 
> 特に、子ども達が自発的に自分で復習してきたプロジェクトなどを「持ってきては駄目」と
> 一言で済ますのではなく、継続してスクイークへの興味を維持できる流れを作る工夫が
> 今後の継続に繋がるのではないかと感じます。
> 
> 小学校では、子供から先生にワークショップ以外の授業やパソコンクラブの場において
> 「スクイークがしたい♪」とリクエストした場合、「難しいから駄目」と返事があるそうですが、
> 何か宿題的なものをワークショップ後に残していただけると、保護者からもサポートできると
> 思います。
> この辺りの大人間のコミュニケーションについて、イニシアティヴを取っているのは
> どの機関なのかよく分からないのですが、折角の好奇心を良い形で展開させてやれる
> 方法は無いものかと感じられます。
> (家庭で、その後のプロジェクトを提案するのは至難の業ですので・・・)
> 
> プログラム自体が対話形式だとの印象を受けることから、WSの展開の方法も対話形式
> に持って行けると、更に内容の濃いものになるのでは無いかと思いました。
> 
> 最後に私個人からの質問ですが、一つの課題を実践した後に、それを用いて考察や
> 評価する時間が存在していないように思われますが、それが本来の形なのか、又は
> タイムアップになっているのか?気になりました。
> 
> 長文失礼致しました。
> 
> EPI♪



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