[Squeak-ja: 3039] Re: Wiki としての SuperSwiki
NAKATA, Shunsuke
scriptonwikipage @ yahoo.co.jp
2006年 7月 10日 (月) 23:16:34 JST
梅澤さま
中田です。返信ありがとうございます。
>>>> ユーザ=プログラマというのは、かのAlan Kayさんもずっと唱えていること
>>>> ですからね。これを実現しないとSqueakとしての面目が立ちません。
>>>>
>>>> 私も微力ながらそういう方向のWebを指向していきたいと思っています。
Wikiの話題からはそれてしまいますが、、、、
アラン・ケイ氏の思想についての話がでましたので、
私も考えているところを、、、、、、
ビジネスシーンなど「アプリケーション」という
形態が最も適している場合もありますので、「利用者=作成者」
という図式がすべての場合に適しているとは思いませんが、、、、
私も同氏の思想には一理あると思っています。
現状では「利用者=作成者」という形態のソフトウェア
(あるいは「環境」)はまだまだ発展途上にあると感じています。
この様な環境があれば、ソフトウェアの世界はずっと多様になる
はずです。
残念ながら、現在のソフトウェア環境は料理や日曜大工のように
だれでも直感的にできるほど簡単なものではありません。
「利用者=作成者」を実現するには、ソフトウェア作成の過程から
難しい記号列(プログラムコード)を書く作業を排除すべとだと思います。
(原理的にできるのかどうかはわかりませんが、、、)
そのような意味では、SqueakのeToys、LEGO社のMindStorm、
MATLABのSimulinkのように「機能の塊を視覚的につなげる」作業で
"プログラム" できる必要があるかと思います。。。
Simulinkのようにもともとブロック図で描けるようなシステムや
CADやHP作成など、もともと視覚性のあるものを作るシステムでなければ、
プログラミング作業を視覚的にできないようですが、、、
ロジックの記述も視覚化できればうれしいですね。
CADといえば、建築構造物の図面もCADで作成しますが、
数年前に話題になった「デザインパターン」(GoF)も
建築物のデザインパターンを意識して議論されてきた経緯があるようです。
パターンを取り扱うものとして、
AdaやC++などにはテンプレートの仕組みがあります、
また、Haskelなどの関数型言語には高階関数という考え方があります。
いずれも、その有用性が広く認められているところです。
いずれも「アルゴリズムの抽象化」を実践しているものです。
私が思うところですが、、、
ロジックの視覚化にはテンプレート・高階関数がひとつの鍵かも知れません。
実装の方法はともあれ、「利用者=作成者」という環境、
とりわけ多人数でのコラボレーション可能な場合ついては、
Wikipedia がその有用性・可能性を実証していると思っています。
Seasideのようなものが今後新しい展開をしていくことを期待しています。
(Seasideについては、今後もっと勉強していくつもりです。)
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