[Squeak-ja: 3040] Re: Wiki としての SuperSwiki
Koji Yokokawa
koubo2006 @ yengawa.jpn.org
2006年 7月 11日 (火) 22:20:32 JST
横川です。
On Mon, 10 Jul 2006 23:16:34 +0900
"NAKATA, Shunsuke" <scriptonwikipage @ yahoo.co.jp> wrote:
> 梅澤さま
>
> 中田です。返信ありがとうございます。
>
> >>>> ユーザ=プログラマというのは、かのAlan Kayさんもずっと唱えていること
> >>>> ですからね。これを実現しないとSqueakとしての面目が立ちません。
> >>>>
> >>>> 私も微力ながらそういう方向のWebを指向していきたいと思っています。
>
>
> Wikiの話題からはそれてしまいますが、、、、
>
> アラン・ケイ氏の思想についての話がでましたので、
> 私も考えているところを、、、、、、
>
>
> ビジネスシーンなど「アプリケーション」という
> 形態が最も適している場合もありますので、「利用者=作成者」
> という図式がすべての場合に適しているとは思いませんが、、、、
> 私も同氏の思想には一理あると思っています。
>
> 現状では「利用者=作成者」という形態のソフトウェア
> (あるいは「環境」)はまだまだ発展途上にあると感じています。
> この様な環境があれば、ソフトウェアの世界はずっと多様になる
> はずです。
>
> 残念ながら、現在のソフトウェア環境は料理や日曜大工のように
> だれでも直感的にできるほど簡単なものではありません。
> 「利用者=作成者」を実現するには、ソフトウェア作成の過程から
> 難しい記号列(プログラムコード)を書く作業を排除すべとだと思います。
> (原理的にできるのかどうかはわかりませんが、、、)
> そのような意味では、SqueakのeToys、LEGO社のMindStorm、
> MATLABのSimulinkのように「機能の塊を視覚的につなげる」作業で
> "プログラム" できる必要があるかと思います。。。
>
> Simulinkのようにもともとブロック図で描けるようなシステムや
> CADやHP作成など、もともと視覚性のあるものを作るシステムでなければ、
> プログラミング作業を視覚的にできないようですが、、、
> ロジックの記述も視覚化できればうれしいですね。
>
> CADといえば、建築構造物の図面もCADで作成しますが、
> 数年前に話題になった「デザインパターン」(GoF)も
> 建築物のデザインパターンを意識して議論されてきた経緯があるようです。
>
> パターンを取り扱うものとして、
> AdaやC++などにはテンプレートの仕組みがあります、
> また、Haskelなどの関数型言語には高階関数という考え方があります。
> いずれも、その有用性が広く認められているところです。
> いずれも「アルゴリズムの抽象化」を実践しているものです。
> 私が思うところですが、、、
> ロジックの視覚化にはテンプレート・高階関数がひとつの鍵かも知れません。
高階の抽象化とその視覚化にはぼくも興味があって、IPA未踏プロジェクトの
Swimmyで試みました。
http://yengawa.homedns.org:8888/Swimmy
Etoyですでにプログラムされた複数のオブジェクトをさらに組み合わせて別のプ
ログラムを構成する仕組みで、状態遷移図を視覚化に使いました。
可能性はありそうだけど、どう利用するかが難しくて課題を残してます。
> 実装の方法はともあれ、「利用者=作成者」という環境、
> とりわけ多人数でのコラボレーション可能な場合ついては、
> Wikipedia がその有用性・可能性を実証していると思っています。
>
> Seasideのようなものが今後新しい展開をしていくことを期待しています。
Web2.0時代のWikipediaを考えるならば、ある項目を引くと世界中の人々がブロ
グなどの中にばらばらに書いたその項目への記述を集めて表示するようなものに
なるのでは?と夢想してます。
そして、それができるようなハイパー・ブログ・サーバ(?)を作ろうと模索中。
もちろん"Seaside上で"です。
>
>
> (Seasideについては、今後もっと勉強していくつもりです。)
ぜひ。
-- !
Koji Yokokawa <koubo2006 @ yengawa.jpn.org>
http://yengawa.com/
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